縫い目に恋をする。
by on 5月 27, 2015 6:59 PM in DIARY

 

5/22下北沢THREEで白波多カミン with Placebo Foxes 自主企画涅槃Vo.1開催しました。

ざっくりいうと、バンドのお誕生日会です。

気合いめちゃくちゃ入ってた。

自分からお誕生日会するよーーといっておいて、いざライブするときにすこし照れてしまいました。

まぁ、もちろん「どうや、これがPlacebo Foxesや!」という気持ちではあったけれど。

対バンの余命百年めっちゃかっこよかった。BOMIちゃんも洗練されてて美しかった。

そして、集まってくださったみなさん、ありがとう。

 

 

この日のライブはギターの濱野くんが絶好調だった。へんな生き物みたいな音を出してた。あれはもはやギターじゃない。

てるさまこと、ドラムの照沼さんの音を感じているととても気持ちいい。あのひとのリズムはほんとうにすごい。

ベースの上野くんは私の歌が大好きやから、めっちゃ歌に寄り添ってくれる。

そんで、わたしはとにかくやるだけ。

この4人でこの日が迎えられてよかった。

まだまだいくぞーーー!

 

衣装、トータルコーディネイトはお洋服ブランドMAN。MANは近藤さくらちゃん(グッズの絵を描いてくれてるのは全部この方。)、桐山阿弓さん、ふきんくんの3人チーム。

 

話は変わるけど、こないだ桐山さんとお話してて、お洋服の縫い目の話になった。

わたしはお洋服の縫い目がとても好きだ。

MANの服は桐山さんが縫っている。わたしはMANの服の縫い目がすきだ。つまり桐山さんの縫い目がすきだ。丁寧だし仕事が見えるし、愛おしい。

わたしは高校生の時いわゆる「ロリータ」だった。あの服がなぜ好きだったかって、縫い目だらけだから。たくさんの布を使ってたくさん縫ってある。機能的にはほとんど無駄な布や縫い目が丁寧に施されている。なかでもお気に入りのブランドがあった。でもある日そのお店に行ってお洋服を見ると、縫製があきらかに簡単になっていて、わたしはとても悲しい思いをして、それ以来「ロリータ」を辞めた。

そのことをふと思い出して、桐山さんに話していた。

縫い目でこんなに興奮したのがひさしぶりでうれしかった。

縫い目がすきなのはなんでだろう。

縫い目ってなんか一生懸命な感じがするんだよな。

美しいと見惚れるし、ちょっといびつだったりしても丁寧だとすごくグッとくるし。

 

なんか、縫い目みたいな音楽がしたい。

縫い目みたいなバンドになりたい。

 

9MHnCCa-wm6JKztHkAlb1Rsnx-yl63xdKOj5RgOeiCIphoto by みてぃふぉ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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