温水プールの天井が開く
by on 5月 25, 2019 9:05 AM in DIARY

「温水プールのさぁ、天井がバーって開いたみたいな感じ!」

私は自分の口からこの言葉が出るのを聞いて、「へぇ、なるほどねぇ」と思った。

昨日、友だちと晩ごはんを食べてる時、5/12に下北沢でした全曲カバー曲のライブを見に来てくれたので、「面白い催し物だったよ。」と感想を言ってくれて、私はそりゃよかった。と思い、先ほどの「温水プールの~」のくだりになるわけだが、

自分でもどういう感じだろう。と考えた。

とにかく解放感があって、今までいた空間が広がった感じ。それはとても明るく、不安で怖いと思っていた”天井“より上は、実はすごく明るくてあったかくて、よかったー!って感じだと思う。

最近、歌がたのしい。

“たのしい”と感じることは今までなかったと言って過言でない。(最高だ。とか、興奮した。とか、感動した。とかはすごくあるんだけど)

使命のように、修行のように、或いは、カタルシスを求めて、はたまた、何か崇高な行為のように、歌を歌っているところがあった。

全ての事柄において、“たのしい”と感じるのは、私の人生において、とても難しいことだ。とにかく生きていること自体が不安で仕方ない性分なので、ハードルの高い感情だ。

不安感というのは本当にこまったもので、どんどん煙のように纏わりついて体が動かなくなる。けれど絶えず頭は働き続け、それはそれはつらく、手強いものだ。

そこから脱出したのか、ていうか、”脱出”するようなものなのか?まだ分からないが、すこしの工夫を覚えた。

私の場合、

心の底から”たのしくなる”には、少しの”ハラハラ”が必要だと思った。予想の出来ないことが起こることが本当にたのしいから。それまでは不安で仕方なくて逃げたくて、後悔して、泣きたくなっても、とにかくまぁ、やればいいじゃんって思った。

「不安だな~…」って感じたら、

「おーぅ、ハラハラするぜ~っ!」と思うように少しの転換する。

それは全曲カバー曲ライブを終わって掴んだコツ。

全曲カバー曲ライブ、6/15に大阪編、6/16に京都編やります。

すごく”たのしみ”。

2014 Shirahata Kamin ©