わたし、私、ぼく、おれ。
by on 10月 10, 2015 8:49 PM in DIARY

 

久しぶりに日記書きます。今は明日のミナミホイールでのライブの移動中です。新幹線の中です。速いです。リッチです。

きょうは一人称について書きたいと思います。

わたしは、「わたし」を使います。「私」のときは稀で、もっぱら「わたし」です。
家族の前では自分を自分の名前で呼びます。なぜか?すこし時間を遡ってみましょう。

わたしは物心がついたとき、自分が女の子であるということがよくわかりませんでした。なので、自分のことを「わたし」と呼ぶのに違和感があり、幼稚園時代はずっと「ぼく」といっていました。僕っ子ってやつです。

小学校にあがり、男子、女子というものがあるらしいと教え込まれ、「女子」のわたしは自分のことを「ぼく」と呼ばなくなりました。だけど「わたし」って自分じゃないみたいでなんか嫌だったから、自分の名前で呼んでました。

高学年になると、男子に「自分のこと名前で呼ぶ奴は子供っぽくて、わがままなんだぞ〜」とからかわれ、うーん、たしかに当たっているな…と思って、わたしと言い始めました。

つまり、常に社会から決められて変えてきたわけです。当たり前だけど面白いなと思って。
英語だったら全員「I 」だし。
家族の前で自分を名前で呼ぶのは家族は社会じゃないから。

で、小中学生とかの男の子ってぼくって言ってたらなめられるから俺って言ったりするのとかも、社会の中の自分のあり方が一人称を決めてるんだなと思って。

最近わたしは、毎日学校に行ったり、会社に勤めてるわけでもなく、ほとんど自由に暮らしているので、一人称を何使ってもいいなと思っていろいろな一人称を試しています。

けっこう気に入ってるのが「俺」。基本的に「俺もー!」という時に多用。「俺」は使ってみて初めて気づいたのは、”仲間の中にいる俺”感が強くて仲間意識の強い一人称だということ。

バンドのメンバーがみんな男の子だから、なんとなく真似して遊んでたけど、使ってみると面白いです。
一人称を変えたからと言って男の子の思考回路になるわけでもなく、逆も然りですが、ときどき一人称を変えて遊んでみてはいかがでしょうか。

そろそろ京都に着きそうです。

では大阪で。

白波多カミン

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