ボロフェスタのこと。
by on 10月 31, 2014 2:41 PM in DIARY

こんにちは。

先日、10月26日に京都KBSホールで行われたボロフェスタ2014に出演してきました。

ボロフェスタへの出演は初めてでした。ボロフェスタの主催のみなさんはいつもお世話になってる方ばっかりやし、Live House nanoのモグラさんは音楽を始めたばっかりのころからお世話になっています。でも、いままでボロフェスタ本祭にはお誘いがかからなかったのです。正直、「ボロフェスタ出たいのに..!」と思っていました。ボロフェスタに裏口入学はないのです。なので、今回の出演はとってもうれしかった。すごいもん見せたるからな!という思いと、わたしの歌はどこで歌っても同じところに到達すること(歌っているときに行きたい場所がある。言葉にすると胡散臭いけど魂みたいなものが行きたいところに行けること)が目標やから、あんまり場所は関係ないなという思いがありました。

実際、ボロフェスタでライブをしてみると、みんなすごいあったかくて、なんだかもう、うれしくて仕方なかった。あんな幸せなきもちで歌ったのは初めてかもしれない。大げさやけど、愛を感じました。場所が関係ないなんてね、うそです。だってみんなが一緒の場所にいて、それはその日しか集まらない人たちだし、その日しかない時間なんだもん。その時間はみんなで作っているものだから。

でも場所が関係ないというのは、ある側面では本当です。うたがわたしの口から出る直前までは、どこで歌うかは関係ない。わたしのなかにあるものが口から出て、うたになったとき、はじめてそこにいるお客さんに届く。もしくは触れる。もしくは刺す。お客さんの反応したエネルギーがこちらに還ってくる。循環する。そこではじめて同じ場所にいるということが重要になってくる。一緒に時間を作るってそういうことだと思います。

ボロフェスタはアットホームな雰囲気があります。たぶんその理由は、このフェス自体の始まりが面白いことやろうぜ、って感じで始まったと見える(簡単に言っちゃってごめんなさい。たぶんめっちゃ大変)ってこと。あと、スタッフさんが京都の学生さんやボランティアの方で、全部手作りなのが伝わるっていうこと。そして、お客さんに喜んでもらいたい、アーティストに喜んでもらいたいっていう気持ちが伝わるのと、何より作っているみなさんが楽しもう、遊ぼうって思っているところが、全部に良い作用をしているのだと思います。こんなフェス他になかなかないよ。

 

なんやかんや言ったけど、とにかく、

わたしはボロフェスタでライブができてうれしかったよ!ありがとう!

写真 photo by Jumpei Yamada

 

 

 

 

 

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