南池袋ミュージックオルグ!曽我部さん、うみのて。
by on 10月 27, 2012 10:58 AM in DIARY
すごく良い一日だった。
なんのこっちゃい西山。さん企画のイベントでした。
なんのこっちゃい西山。さんは音楽が大好きな人。ライブになかなか行けないという理由で仕事を辞め、フリーターで働きながら、ライブハウスに足を運ぶという、すこしクレイジーな素晴らしい人だ。
私は西山さんの、お人柄も顔も全部大好きだ。

 

会場がオープン。西山さんのラジカセDJが始まる。西山さんが持って来られたCDの山のなかから曲を選び、一枚一枚、ラジカセでお客さんに聴かせる。マイクを持ち、曲の説明をしながらも、誰よりもその曲に聴き入っているように見える。素晴らしい。
私の出番はトップだった。
西山さんが作られた温かい空気のなか、ライブを始めた。
最近、どんどん曲が自分から離れて、成長していっている。
前は曲と自分がくっついていて、伝えるのが恥ずかしいような、もどかしい気持ちのまま歌っていた。
この日は、すこし遠くから、曲を歌うことができた。それは不思議な感覚だった。良い方向に向かっている。
次はうみのて。
このバンド、めっちゃくっちゃ、かっこいい!!笹口騒音ハーモニカさんの歌をバンド編成でされてるらしい。わたしは初見だった。
世の中の平和をこんなふうに歌うなんて!もう、すごかった。
トリは曽我部恵一さん。
初めの曲のひと声で気持ちを鷲掴みにされる。この人やっぱかっこいい!!!
前にした若者2組(うみのてと私)のライブに応えてくださってるように見えた。気迫がすごかった。とても真摯に歌ってらして、ほんとに素晴らしかった。
「魔法のバスに乗って」で涙が溢れて止まらなくなった。
最後、ギターの弦が一本、二本と切れ、ギターを置いて、オフマイクで歌う曽我部さんを見て、音楽にとって大事なことはこれだよって教わっているような、そんな気持ちになった。
アンコールは曽我部さんとうみのてで「青春狂奏曲」、次に曽我部さんと私で「サマーソルジャー」を演奏した。
ずっとずっとたのしみにしてた。サマーソルジャーを曽我部さんと歌うことを。もう幸せでした。
でも、きちんと曲の持つ気持ちを自分に入れて、それを伝えることが大事だと思ったから、一生懸命したけど、やっぱりすごく嬉しい気持ちが溢れてしまって、歌詞もギターもいっぱいいっぱい間違えました。ごめんなさい。
曽我部さんはそんな私を包みこむような優しさを持ちながらも、ロックに歌いあげていた。かっこいい。
曽我部さんお一人であと一曲「おかえり」を歌われて、イベントが終了。
西山さんの企画は本当に素晴らしかった。
秋葉原グッドマンも気を引き締めてぶちかますぞ。
 
2014 Shirahata Kamin ©